放射線利用に関する記事の掲載について
環境省 令和7年度 放射線の健康影響に係る研究調査事業「原発事故後のSNSデータの分析を基盤とした、行政および科学者からの正確で効果的な情報発信の研究」(鳥居班)での仕事として、Webページ「
SNS社会で科学者にできること」に、放射線利用などに関する記事(
「放射線の利用」基礎講座)を掲載しました。
11月19日までに掲載した記事は、以下のとおりです。
ゲルマニウム半導体検出器による測定と分析 (2025/7/23)
核種分析ができるガンマ線の検出器として、食品検査や水質検査などによく使われている、ゲルマニウム半導体検出器についての紹介記事です。
放射性物質(アイソトープ)の日本国内での利用状況について (2025/7/23)
日本国内で、どのような放射性物質がどのように使われているかについて、日本アイソトープ協会の統計データの紹介記事です。
医療用放射線核種テクネチウム99mの国内製造を目指す動きについて (2025/7/23)
医療用の放射性同位元素として、広く使われているTc-99mの国内製造に向けた動きについての紹介記事です。
国内における標的アルファ線治療(TAT)に用いる医療用放射性同位元素【全2回】(2025/11/19)
標的アルファ線治療(TAT)に使用される主要核種(Ra-223、Ac-225、At-211)の特徴、核種の製造方法、開発経緯、国内における製造・開発の動向についての解説記事です。
セシウム汚染土壌は「放射性同位元素」ではない?-放射線に関する法律-(2025/11/19)
福島第一原発事故によって拡散したセシウム137などの放射性物質が、どのような法律で規制されているのかを、RI法・炉規法・特措法など複数の法律の関係性を整理しながら、実務的な観点で解説した記事です。
内部被ばくの危険説について【全4回】(2025/11/19)
内部被ばくリスクに関する疫学データ、ICRPによる通説と、危険性を大きく見積もった説(特にECRRの主張)を科学的・社会的観点から検討し、歴史的背景や裁判例を紹介しながら整理した記事です。
3.11後に出版された放射線影響を語る書籍:15年目の検証【分担執筆】(2025/11/19)
宇野賀津子先生(ルイ・パストゥール医学研究センター)がとりまとめた放射線影響に関する書籍の検証記事の中で、武田邦彦著「2015年放射能クライシス」に掲載された、セシウム137を青酸カリの毒性に比較した記述について、分担して検証した結果を述まとめたものです。